麻雀強者をはじめとする多くの雀士が活用するのが「喰いタン」という戦術です。初心者の方は、是非押さえておきましょう。
喰いタンとはどんなものか?
喰いタンとは、ポンやチー、カンなどの鳴き(喰うと表現することも)を入れてタンヤオを成立させることです。「喰いタンなし」という取り決めもありますが、多くの雀荘では「アリアリ(喰いタンあり、後付けあり)」というルールを採用しています。
喰いタンの強み
その場の状況に応じて、臨機応変な対応ができるのが喰いタンの強みです。喰いタンは小手先のテクニックと揶揄されることもありますが、非常に奥が深く上級者ほど上手く使いこなします。
喰いタンの役割は主に他家への牽制であり、具体的には「場の迅速な消化」「親の連荘狙い」「他家の大物手潰し」などが挙げられます。なお、他家からリーチが入った際の一発消しという役割もありますが、振り込みのリスクもあるので、一発消しを狙う際はより判断力が求められます。
喰いタンの弱点
喰いタンの弱点は「点数が低くなりがち」という点です。中張牌(2~8)は幺九牌(1・9字牌)よりも符数が低く30符止まりがほとんどで、また、他の役やドラが絡んでいない場合「タンヤオのみ」で終わってしまいます。つまり、子であれば1000点(または1100点)、親であれば1500点アガリが多くなるのです。
ドラや三色、トイトイなどが絡むこともありますが、基本的に打点が低いのが喰いタンの弱みといえます。しかし、ドラポンひとつで満貫(または7,700、11,600など)まで到達できるため、ドラが絡んだ途端に大化けするのも喰いタンの特徴です。